イベント
2025年1月21日(火)「第2回滋慶科学セミナー」を開催しました。
滋慶科学セミナーは、生命科学の分野で近年急速に注目されている技術について、科学をはじめて学ぶ方にもわかりやすく解説する連続セミナーシリーズです。
【シリーズ1】「大規模遺伝子解析が拓く新たな世界」の第2回となる今回は、大阪大学微生物病研究所 細菌感染分野 教授の飯田哲也先生をお招きし、「病原体の同定と感染症の征圧」というテーマでご講演いただきました。

飯田先生が取り組まれている研究の事例を織り交ぜながら、病原体が病気を引き起こすメカニズムなどを概観しました。
特に、次世代シーケンサーが大規模遺伝子解析を可能にしたことによって、腸炎ビブリオやコレラなどの新興・再興感染症の研究がどのように変わったかなどについて詳しくご紹介いただきました。

質疑応答の時間では、参加者の方から頂いた様々な質問に丁寧にご回答いただき、活発な意見交換が行われました。

参加者の皆さまにご記入いただいたアンケートでは
「メタゲノムを用いた分析がとても面白いと思いました。」「原因不明の病態や本当の病原菌はなんなのかを突き止める方法を知ることができました。」
といったご感想を頂きました。学びを得ていただけたことが伺え、嬉しく思います。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
次回の滋慶科学セミナーは、
第3回「腸内環境と健康」 2/18(火)16:30〜 18:00
講師:大野博司 先生(理化学研究所生命医科学研究センター(IMS) 副センター長 粘膜システム研究チーム チームリーダー)
です。

今回参加されていない方でもご参加いただけますので、ぜひお越しください。