イベント
2024年12月3日(火)「第1回滋慶科学セミナー」を開催しました。
滋慶科学セミナーは、生命科学の分野で近年急速に注目されている技術について、科学をはじめて学ぶ方にもわかりやすく解説する連続セミナーシリーズです。
【シリーズ1】「大規模遺伝子解析が拓く新たな世界」の第一回となる今回は、講師として大阪大学微生物病研究所バイオインフォマティクスセンター准教授の中村昇太先生をお招きし、「次世代シーケンサーの開発から全ゲノム解析」というテーマでご講演いただきました。
当日は、約30名の参加者の方にお越しいただきました。
セミナーは3章で構成されており、まずは現代にいたるまでのシーケンサーの歩みを順を追って解説いただきました。
次に、「次世代シーケンサーで何ができる?」と題し、中村先生がご専門とされている「非結核性抗酸菌症(NTM症)」の研究が次世代シーケンサーによってどのように進んできたか、身近な大阪府北摂エリアでの研究事例なども交えながらご説明頂きました。
最後に、今何かと話題になることが多い「腸内細菌」と次世代シーケンサーの関わりについてもご説明いただきました。
質疑応答の時間では、参加者の方から腸内細菌についてや日本でのシーケンサー開発についてなどの質問があがりました。
参加者の皆さまにご記入いただいたアンケートでは
「実際の研究例を聞くことができて良かったです。」
「まだ学生なので内容がわかるか心配でしたが、大変わかりやすかったです。」
「新しい知識が身につくいい機会でした。」
といった感想を頂きました。
学生の皆さまや生命科学に関する研究・事業に携わられている皆さま、生命科学分野の知識を身に着けたいという皆さま、様々な方にお越しいただきました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
次回以降も生命科学に関する様々なトピックスについて、最前線で研究をされている先生方から最新の研究事例なども交えた講演をしていただきます。
次回の滋慶科学セミナーは、1/21(火)16:30〜 18:00 「病原体の同定と感染症の征圧」
講師:飯田哲也 先生(大阪大学微生物病研究所 細菌感染分野 教授)です。
今回参加されていない方でもご参加いただけますので、ぜひお越しください。